チェスキー・クルムロフの歴史
今回の旅の目玉は、チェスキー・クルムロフに行くことです。プラハから車で飛ばして約3時間の、オーストリアの国境使くの辺境な街です。ここは、エゴン・シーレによる名画にも描かれたチェコで最も美しい街並みだと言われています。
ここはボヘミアの有力貴族だったロージェンベルク家が16世紀に築城した城を中心として、中世の街並みが残る地域です。
城は元は13世紀に豪族のヴィーテク家の屋敷として建てられ、その後ロージェンベルク家がルネッサンス様式に改築。17世紀にさらにエッゲンベルグ家の所有となり、6世紀もの歳月をかけて増築されました。
ヨーロッパのお城って、度々所有者が変わり、その度にその時代の文化に合わせて増改築しているから面白いですよネ。
▼チェスキー・クルムロフ城
チェスキー・クルムロフ城は、街を見下ろすように立っています。下に流れる川はウルタブァ川です。
チェスキー・クルムロフへの行き方
今回私は、日本から、相乗りで現地往復という内容のHISのオプションに申し込んでおり、往復ともホテルまでというものでしたので、とてもラクでした。
言葉に自信のない私にとって、現地でいろいろ人に聞くのはストレスなんです(←でも、いつも何かと聞いていますけどネ!)
ホテル発が8:45分。途中、中国人のグループと合流し、7人の相乗りでした。
現地のチェスキー・クルムロフには、途中の10分間の休憩を入れて、11時半に到着しました。
日本では考えられないほど、ものすごく車を飛ばすので、怖かったです。
一方、現地直行のバスもあります。きっとバスも飛ばしているはずです。
参考までに記載しますネ!
メトロB線Ande駅にあるNa Knizeci バスターミナルからチェルシー・クロムロフ行き。
※インターネット予約が便利だそう。
片道5.2~7.6ユーロ。
そういえば、ガソリンスタンドでこのバスを見かけました。中から多くの金髪の人たちがゾロゾロと出てきて、トイレはいっぱいになりましたヨ。
チェスキー・クルムロフの気候
オーストリアの近くなので、プラハと同じ服装をしていると寒いです。薄手のダウンを着ている人もよく見かけました。
行ったのは、日本では9月でしたが、例えて言うと、
プラハは日本の11月初旬。チェスキー・クルムロフは11月下旬というイメージです。
長袖シャツの上には、ウールの薄いセーターがあるといいと思います。女性はショールがあると便利だと思いました。
チェスキー・クルムロフの観光
車から降ろされたところは、様々な送迎者がそこで止まる広場でした。帰りの待ち合わせも同じ場所だと説明されました。ドライバーも車のナンバーもチェンジされるとのことです。
ダライバーと別れてから、人波に沿って歩いていくと、視界が開けたシャッタースポットがあります。
▼メルヘンのようなこの景色を見て、ワクワクしました♬
▼チェスキー・クルムロフの地図の看板もありました。
▼しばらく下るとスヴォルノスティ広場に出ます。真ん中の建物が、観光案内所になっていて、無料で地図を手に入れることができます。写真は、ルートの反対側から撮ったものです。
今回、城の中を見るためにツアーを申し込みたかったのですが、どうやったら申し込めるのか調べて来なかったため、言葉も通じず、面倒なのであきらめました。後で知ったのですが、インターネットで申し込むことはできたようなのです。
でも、城の内部は有料ツアーでないと観れませんが、外は無料なので、外回り中心に観ることで気持ちを切り替えました。
どうやら、私が後を付いていったツアーも中は見ていないようでした。
▼地図も見ないで、ツアー客の後ろをついていったら、ここに出ました。いよいよ城の敷地の中に入っていく感じがします。
▼城は丘の上にあるので、軽い上り坂です。
この後、城の周囲をぐるっと回り、ようやく門らしきところに着きました。写真には写っていない右手が門です。建物の壁を見て、ただ絵が描いてあることに気づき、ぎょっとしました。
こんなことする必要があったのでしょうかね。メルヘンチックにしたつもりなのでしょうか。お城の歴史に、「近代になると観光のために城の周囲はペンキで色を塗った。」などと綴られるのでしょうか。
▼中の広場に入ると、こんな状況があちこちにあります。こちらも窓以外は全部絵です。
▼きっと右側の壁がオリジナルなんでしょうね。
▼どんどん進むと、最後は庭園があります。ここまで来たら、庭園を通って元の道に合流します。
▼元の門のところを出る右側に、キャッスル博物館なるものがあります。先の写真で、カラフルな絵が壁面に描いてあった塔の横です。
せっかくなので、入場料一人150コルナなのでチケットを買って見学することにしました。
▼昔の軍服でしょうか。
▼鉄砲などの武器がたくさん展示してあったので、近代の兵士の格好なんでしょうね。
▼調度品の数々
▼こんな食器でお食事をされていたんですね。
▼塔にも上りました。
前日ケレル橋のふもとの塔にも上りましたが、そちらは石の階段、こちらは足元は木の板。しかもより急な階段で、手すりはロープでした。
でも、上に上がると、やっばり絶景(⋈◍>◡<◍)。✧♡
素晴らしいおとぎ話のような景色が広がっています。
シュヴァンベルスキー・ドゥームは中世の雰囲気を醸し出すチェコ郷土料理のレストラン
11時半に到着してから、2時までずっと歩いていたので、お腹がすきました。
スヴォルノスティ広場にまた戻り、ガイドブックに載っていたそのすぐ近くの店に入りました。
▼左から入りました。中はつながっています。
▼牛ランプステーキのグリル(230コルナ)を注文しました。
▼お決まりのビールも注文♬ 黒とラガーです。
▼2階もあるみたい。
お店に入ったのが14:30。そろそろディナーの支度をしたがっているのがわかったので、コーヒーを飲んだ後、15:30には店を出ました。
お腹が満足したら、もうあまり動きたくなかったのですが、17:00の車の出迎えまでにはまだ時間があるので、ブラブラと散歩しました。
▼可愛いメルヘンの街並み
▼ブラブラして可愛い感じの手作りショップに入って、記念に一つブレスレッドを購入しました。600コルナです。ちと高いかな。
チェスキー・クルムロフは広い地域ではありません。1日で回れてしまうくらいの距離で街全体が観光のために整えられた印象がありましたが、そのコンパクトな中に公園があり、子供たちの遊ぶ姿もあったので、観光の場だけでなく生活の場でもあることがわかりました。
ステキな景色を観るだけでも楽しい所でした!
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