海外旅行の乗継で中国を経由する際、気をつけないと大変な目にあうことがあります。
ここでは、その主な例をご紹介しています。
中国はビザがいる時といらない時がある
中国に入るために、ビザが必要だった時期と、不要な時期があります。2026年10月現在、日本のパスポートなら、30日以内の滞在はビザが不要です。この措置は、2026年12月31日までとされています。2027年以降も続くかどうかは、まだ分かっていません。最新の情報は、必ず公的機関のページで確認してください。
なぜ、乗り継ぎで注意が必要なのか
ここが注意点なのは、乗り継ぐだけのつもりでも、入国が必要になることがあるからです。
ビザが必要になるのは、「乗り継ぎだから」ではなく、「入国するから」です。多くの空港では、空港の中で乗り継ぐだけなら、入国せず、ビザも要りません。ところが、上海浦東空港では、日本航空と全日空の案内に、国際線から国際線への乗り継ぎでも、いったん入国が必要と書かれています。入国するなら、ビザが免除されていない時期には、ビザが必要になります。
ビザが必要だった時期と、不要な時期
| 時期 | 日本のパスポートの場合 |
|---|---|
| 2020年3月まで | 15日以内なら、ビザ不要 |
| 2020年3月〜2024年11月29日 | 免除が停止され、入国にはビザが必要 |
| 2024年11月30日〜2026年12月31日 | 30日以内なら、ビザ不要。観光、商用、親族訪問、交流訪問のほか、通過(乗り継ぎ)の目的も対象と報じられています |
| 2027年1月以降 | 延長されるかは未定 |
数年前に中国へ行った方で、「そのときはビザが必要だった」という方は、この2020年3月から2024年11月までの時期に当たります。
上海浦東空港では、乗り継ぎでどうなるのか
日本航空の案内(2026年8月19日更新)には、次のように書かれています。
- 国際線、国内線のどちらの乗り継ぎでも、検疫、入国審査、税関審査を済ませてから、3階の乗り継ぎ先の航空会社のチェックインカウンターへ進みます。
- 国際線から国際線への乗り継ぎでも、入国が必要なので、入国に必要な渡航書類を持っていなければなりません。入出国カードの提出も必要です。
- 乗り継ぎ便専用のチェックインカウンターはありません。
全日空の案内にも、到着の手続きをすべて済ませ、預けた荷物を受け取り、到着ロビーに出てから、3階のチェックインカウンターへ進むように、と書かれています。
ただし、この2社は、日本の航空会社です。中国の航空会社の便や、東京から最終目的地まで一続きで買った航空券の場合に、同じ扱いになるかは、これらの案内からは分かりません。自分の航空券の場合は、航空会社か旅行会社に確認してください。
ビザの免除がない時期は、どうなるのか
ビザの免除がない時期に、入国審査を通るなら、原則として、ビザが必要です。ただし、乗り継ぎ専用の免除制度があります。
2024年12月17日、中国の国家移民管理局が、乗り継ぎのビザ免除を、最長240時間(10日)に広げると発表しました。対象は、中国から第三国へ向かう人です。次の便の航空券が必要で、出発した国に戻る便は対象外です。
日本がこの制度の対象国に入っているかどうかは、公式の国名リストを確認できていません。ビザの免除がない時期に、乗り継ぎで中国に入国する場合は、この点を、公的機関のページで確認してください。
出発前に確認すること
旅行会社か航空会社に、次の3つを聞いてください。
- 上海浦東空港の乗り継ぎで、入国審査を通りますか。
- 預けた荷物は、いったん受け取って、預け直しますか。それとも、最終目的地まで通しですか。
- 入出国カードは、必要ですか。
公的機関のページでは、中華人民共和国駐日本国大使館のホームページで、ビザの免除措置のお知らせを確認します。日付と、免除の期限を、必ず見てください。
参考
魔の乗継所用時間
海外旅行で、中国の空港を経由して、別の国へ向かう場合があります。このとき、「乗り継ぎだから、飛行機を降りて、次の便まで待つだけ」と考えていると、思わぬ落とし穴があります。ここでは、上海浦東(プートン)空港を例に、乗り継ぎに必要な時間の見積もり方を、まとめます。
たとえば、乗り継ぎ時間が7時間あれば、さすがに余裕があります。余った時間の過ごし方を考えたくなる長さです。でも、乗り継ぎ時間は、いつもこのように長いとは限りません。短く見積もっていると、次の便に間に合わなくなることがあります。
国際線同士の乗り継ぎでも、「入国」が必要と案内されている
上海浦東空港では、国際線から別の国際線に乗り継ぐ場合でも、いったん中国に入国する必要がある、と日本の航空会社が案内しています。
日本航空の案内(2026年8月19日更新)では、国際線でも国内線でも、乗り継ぎのときは、まず通常どおり、検疫、入国審査、税関審査を済ませてから、3階にある乗り継ぎ先の航空会社のチェックインカウンターへ進む、とされています。国際線から別の国際線に乗り継ぐ場合でも、入国が必要で、入国に必要な渡航書類を持っていなければなりません。国際線の乗り継ぎでは、再度、入出国カードの提出も必要です。
全日空の案内にも、到着の手続きをすべて済ませ、預けた荷物を受け取り、到着ロビーに出てから、3階のカウンターへ進むように、と書かれています。
ただし、この2社は、日本の航空会社です。ほかの航空会社の便や、出発地から最終目的地まで一続きで買った航空券の場合に、同じ扱いになるかは、これらの案内からは分かりません。ご自身の航空券については、航空会社か旅行会社に確認してください。
乗り継ぎ前に、やることが「丸ごと1回分」増える
入国が必要な場合、飛行機を降りてから、次の便に乗るまでに、次の手続きを順番に済ませることになります。
- 検疫、入国審査、税関を通る
- 預けた荷物を受け取る
- 次の便の航空会社のカウンターで、もう一度チェックインして、荷物を預け直す
- 出国審査と保安検査を通る
- 出発ゲートまで歩く
つまり、出発地の空港で済ませた手続きを、もう一度、丸ごとやるようなものです。
航空会社が決めている最低の乗り継ぎ時間
日本航空の案内では、上海浦東空港での最低乗り継ぎ時間は、同じターミナルなら2時間、ターミナルが異なる場合は2時間30分です。ただし、これは日本航空の便の場合の「最低ライン」です。混雑や遅れを考えると、これより余裕を持たせたほうが安心です。
入国審査がある場合の、時間の見積もり
次の表は、入国審査がある場合の目安です。公的な数値ではなく、混雑具合で大きく変わるため、幅を持たせています。
| 手順 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 飛行機を降りて、入国審査場まで移動(バスや徒歩を含む) | 30〜40分 |
| 入国審査 | 40〜60分 |
| 預けた荷物の受け取り | 15〜30分 |
| 到着ロビーから、出発階への移動 | 10〜15分 |
| 再チェックイン、荷物の預け直し | 30〜60分 |
| 出国審査、保安検査 | 40〜60分 |
| 出発ゲートまでの移動、搭乗待ち | 20〜30分 |
| 合計 | 約3時間5分〜4時間45分 |
この合計には、前の便の到着の遅れや、手荷物を再検査される時間は、含まれていません。
入国審査がない場合の、時間の見積もり
航空会社や航空券の種類によっては、入国審査を通らずに、乗り継げる場合もあるかもしれません。ただし、上海浦東空港について、日本航空と全日空の案内は、入国が必要としています。入国審査がないと言い切るのではなく、ご自身の航空券で、どうなるのかを確認してください。
入国審査がない場合の見積もりは、1時間45分〜2時間35分程度です。これも、搭乗ゲートに集合するまでの時間の目安です。
体験談では
旅行者の動画や体験談では、「入国審査の列が想像以上に長くて、搭乗ゲートまで走った」「審査に時間がかかった」「気づいたら搭乗締め切り10分前だった」という話を見かけます。これは体験談で、公的な資料で確認したものではありません。ただ、時間に余裕がないと、こうなることもある、という参考にはなります。到着ゲートから次の便のゲートまでが、遠い場合もあるので、その時間も見ておいたほうが安心です。
時差にも、気をつけてください
チケットに書かれている時刻は、それぞれの空港の現地時間です。中国の現地時間は、日本より1時間遅れています。腕時計やスマホが日本時間のままだと、出発時刻を読み違えるおそれがあります。
乗り継ぎ時間の目安
特に年配の方や、個人で旅行する方は、入国審査がない場合でも、次の便まで、4時間くらいの余裕を見ておくと安心です。時間が余ったら、免税店を見たり、ラウンジで休んだりして、のんびり過ごせます。足りなくなって焦るよりも、ずっといいはずです。
参考
時差に気をつける!
これ、地味なんですけど、実際に焦る人が多いポイントです。中国と日本には、1時間の時差があります。中国の方が、日本より1時間遅いんです。
航空券やeチケットに印字されている時刻は、それぞれの空港がある国の現地時間で書かれています。
なので、腕時計を日本時間のままにしていたとしても、先に示した想定時間内の行動をとれば、中国の場合は、余裕をもって搭乗口まで集合できるはずです。
しかし、疲れている時や焦っている時、時差が遅いのか早いのかわからなくなってしまうことがあります。
スマホの「世界時計」の所にその国の時間を掲載するなどして、現地時間をしっかりわかるようにしておく工夫が必要です。
空港のWifiの落とし穴
中国本土の現地の通信(現地のSIMカードや、空港・ホテル・町の無料Wi-Fi)では、LINE、Gmail、Google検索、Googleマップ、YouTubeなどが、ほぼ使えません。空港で無料Wi-Fiにつないで、日本の人にGmailを送ろう、と考えていると、できないことがあります。日本の携帯会社のローミングや、海外の会社の回線を経由するタイプのeSIMなら、使える場合が多いとされています。ただし、どれを選ぶかで結果が変わるので、出発前の準備が大切です。
使いにくいサービスの例
旅行会社や旅行情報サイトでは、次のようなサービスが、中国本土で使えない例として挙げられています。
| 用途 | 使えない例として挙げられているもの |
|---|---|
| 家族や職場との連絡 | LINE、WhatsApp |
| 調べもの、地図、メール | Google検索、Googleマップ、Gmail |
| 動画、ソーシャルメディア | YouTube、Instagram、X、Facebook |
| 仕事の連絡 | Slack、Zoom、Dropbox |
この一覧は、民間の解説をまとめたものです。外務省や在中国の日本大使館・総領事館の資料には、使えないサービスの一覧は載っていません。
また、旅行会社の中には、LINEは運が良ければ使えることもあるが、ほぼ使えないと考えておいたほうがいい、と書いているところもあります。つながるかどうかは、時期や場所で変わる可能性があります。
なぜ、空港の無料Wi-Fiで使えないのか
中国には、インターネットの規制があります。通称「グレートファイアウォール」と呼ばれ、海外の多くのサービスへの接続が、制限されています。空港の無料Wi-Fiも、中国国内の通信網を通るので、この規制の中に入ります。
そのため、空港で無料Wi-Fiにつないでも、友人にLINEで連絡できない、やり残した仕事のメールを送ろうとしてもGoogleにつながらない、Googleマップも開けない、ということが起こります。
空港の無料Wi-Fiは、つなぐ前にも壁がある
中国の空港の無料Wi-Fiは、利用するときに、中国の携帯電話番号に届くショートメッセージでの認証や、パスポートを使った本人確認が必要な場合がある、と旅行サイトで紹介されています。
日本の携帯電話の番号では、認証のメッセージが届かず、つなげないことがあります。空港や時期によって、やり方は違うので、空港の案内表示や係員の案内を確認してください。
公的機関が注意している、通信の監視
在上海日本国総領事館の「安全の手引き」(令和8年2月)には、「監視」の項目があります。
中国では、携帯電話やパソコンなどの通信機器が、機器やアプリを通じて盗聴されている可能性があることを認識するように、とされています。WeChat(微信)などのソーシャルメディアや、電子メールのやり取りについても、同じ状況にあることを意識して利用するように、と書かれています。
この記載からは、空港やホテルの無料Wi-Fiで、銀行の手続きや、重要な仕事のメールを扱うのは、避けたほうがいい、と思われます。
軍事関係の施設や、国境管理施設などの一部の公的施設(空港、港、鉄道関係施設など)では、写真撮影が厳しく制限されています。逮捕に至らなくても、当局に一時拘束されて、撮影した写真を調べられ、削除を求められる例が少なくないようです。乗り継ぎ中に、空港の中を撮影するときは、禁止の表示や係員の指示を確認してください。
中国の通信を確保する方法
通信の手段ごとの特徴を、まとめます。
| 手段 | LINEやGoogleは | 注意点 |
|---|---|---|
| 空港・ホテル・町の無料Wi-Fi | 使えない例が多い | 本人確認が必要な場合がある。重要な情報は扱わない |
| 中国の現地SIMカード | 使えない例が多い | 中国の電話番号になる。購入にはパスポートが必要とされる |
| 日本の携帯会社の海外ローミング | 使える場合が多いとされる | 料金が高額になりやすい。契約会社の料金を事前に確認する |
| 海外の会社のeSIM(ローミング型) | 使える場合が多いとされる | 出発前に設定する。中国で使えると明記されたプランを選ぶ |
| VPN(インターネット上に専用の通信経路を作る仕組み) | 使える場合がある | 現地では、アプリの配布サイトが開けないことがあるので、出発前に入れる。規制が強まって、つながらなくなる場合もある。法令上の扱いは、公的機関の資料で確認できていない |
なぜ、海外の回線を経由する方法なら使えるのか
日本の携帯会社のローミングや、ローミング型のeSIM(スマートフォンに内蔵されたSIM)は、データ通信が、中国のネットワークではなく、契約している海外の会社の回線を経由する仕組みです。そのため、中国のインターネット規制の影響を受けにくい、と通信会社や旅行会社が解説しています。
ただし、「SIM」と名前がついていれば、すべて同じというわけではありません。中国の現地の通信会社の回線を、そのまま使うタイプは、規制を受けます。海外の会社のeSIMを選ぶときは、「中国でLINEやGoogleが使える」と、はっきり書かれているプランを選ぶと安心です。
現地のアプリを使う方法もある
旅行会社の解説では、LINEの代わりに、中国で広く使われているメッセージアプリを使う方法も紹介されています。ただ、先ほどの総領事館の手引きには、こうしたアプリも、監視されている可能性があると書かれています。便利さと、その点の両方を考えて、選んでください。
乗り継ぎで、通信手段に困らないための準備
- 出発前に、通信の手段を決めておく。ローミング型のeSIMを使うなら、日本にいるうちに設定を済ませておきます。
- 中国では、空港の無料Wi-Fiに頼らない。つながらなくても慌てないように、別の手段を用意します。
- 連絡は、出発前に済ませる。家族や知人に、「中国で数時間、連絡がつきにくくなるかもしれない」と、伝えておくと安心です。
- 必要なものは、事前に端末に入れておく。オフラインの地図、翻訳アプリ、見たい動画のダウンロードなどです。
- 搭乗券や、乗り継ぎの案内は、すぐ見られる状態にしておく。メールの中だけにあると、開けないことがあります。
参考
- 在上海日本国総領事館 安全の手引き(令和8年2月)(監視、写真撮影の項目)
- 旅行会社の解説:中国のインターネット規制と、使えるアプリ(民間の情報)
携帯電話の設定、「データローミング」がまさかの2つ存在する!
中国の空港を経由して別の国へ行くとき、上海浦東(プートン)空港に着いてすぐ、海外eSIM(スマートフォンに内蔵されたSIM)で通信したい、という方は多いと思います。このとき、つまずきやすいのが、スマートフォンの設定にある「データローミング」です。同じ名前の項目が、日本の回線とeSIMの両方にあり、しかも、やるべきことが正反対です。この章では、中国の乗り継ぎ空港で、eSIMをオンにするときの注意を、まとめます。
結論
- 日本の回線の「データローミング」は、オフのまま、触らない
- eSIMの回線の「データローミング」は、オンにする
名前が同じなので、混乱しやすいのですが、「触るのは、eSIM側だけ。日本の回線側は、触らない」と覚えておくと、間違えにくくなります。
そもそも「データローミング」とは
データローミングとは、契約している携帯電話会社の電波が届かない海外で、現地の通信会社の回線を借りて、データ通信をする仕組みです。便利な機能ですが、契約や料金プランによっては、海外での通信に、別の料金がかかります。
日本の回線側は、オフのままにする
日本の携帯電話会社の回線の「データローミング」は、初期状態ではオフになっていることが多い設定です。eSIMで通信するなら、この設定は、触らないでください。
うっかりオンにしたまま、海外で通信すると、日本の携帯電話会社の回線が、現地の回線を借りて通信することになります。海外向けの定額サービスが自動で適用される会社もあれば、申し込みが必要な会社もあり、契約によって、請求の仕組みが違います。数万円に達した例も報じられているので、どの契約でも、触らないのが安全です。
国民生活センターも、海外での携帯電話の利用は、必ず事前に携帯電話会社に問い合わせ、設定や契約条件をしっかり準備してから使うよう、案内しています。
eSIM側は、オンにしないと、つながらない
一方、Airalo(エアアロ)のような海外のeSIMは、現地の通信会社の回線と提携して、通信する仕組みそのものです。そのため、eSIMの回線の「データローミング」は、オンにしないと、つながりません。
Airaloには、複数の国で使える「グローバル」のeSIMがあります。ひとつのeSIMで、乗り継ぎで通る中国と、行き先の両方で使えるので、便利です。ただし、対応する国に、中国と行き先が入っているかは、購入前に、必ず確認してください。
| 回線 | データローミング | 理由 |
|---|---|---|
| 日本の回線 | オフのまま | オンにすると、契約によっては高額な請求になる |
| 海外のeSIM | オンにする | 現地の回線を借りて通信する仕組みなので、オンにしないと、つながらない |
上海浦東空港に着いたら、この順番で設定する
iPhoneの例です。画面の名前は、機種やバージョンで、少し違うことがあります。
- 機内モードを、オフにする。飛行機を降りたら、機内モードを解除します。
- 「設定」→「モバイル通信」で、eSIMの回線を「オン」にする。
- 「モバイルデータ通信」で、データ通信に使う回線を、eSIMに切り替える。日本の回線のままにしないでください。
- eSIMの回線の画面で、「データローミング」をオンにする。
- 日本の回線の「データローミング」は、オフのまま、触らない。
- 地図アプリや検索で、つながるかを確認する。
設定した直後は、つながるまで、少し時間がかかることがあります。
つながらないときの確認
- 機内モードを、5秒ほどオンにしてから、オフに戻す
- eSIMの回線が、「オン」になっているか確認する
- データ通信に使う回線が、eSIMになっているか確認する
- eSIMの回線の「データローミング」が、オンになっているか確認する
- スマートフォンを、再起動する
- eSIMを販売している会社のサポートに問い合わせる
中国で、通信するときのもうひとつの注意
中国本土の現地の通信、つまり、空港や町の無料Wi-Fiや、中国の現地のSIMカードでは、LINEやGoogleなどが、ほぼ使えないと、旅行会社が説明しています。海外の会社の回線を経由するeSIMや、日本の回線のローミングは、規制の影響を受けにくいと説明されていますが、プランによって違うので、「中国で使える」と明記されたものを選んでください。
参考
- 国民生活センター 携帯電話を海外で使用したら、後日、高額の請求を受けた(2015年4月公表)
現金・小銭を持っていなくて、何時間も飲み物を我慢
たとえば、夜に乗り継ぎの空港に着いて、次の便は、翌朝の出発という場合です。
- 現地の通貨も、ドルも、持っていない
- 両替所が閉まっている、または、見つからない
- クレジットカードのキャッシング(借り入れ)や、現金自動預け払い機の場所が分からない
- 手元にあるのは、クレジットカードだけ
喉が渇いて、飲み物を買おうとしても、小銭がありません。カードで買えるか分からない、断られるかもしれない、と迷っているうちに、一晩、飲まず食わずで過ごすことになった、という失敗が考えられます。
なぜ、カードで買えないのか
最近は、少額でもカードで払える店が増えています。ただ、空港の自動販売機や、小さな売店では、現金しか使えないことがあります。カードが使える店でも、機械の都合などで、少額の支払いができない場合があります。両替所の営業時間も、空港や時間帯で違い、夜は閉まっていることがあります。
中国の場合
中国では、アリペイやウィーチャットペイといった、スマートフォンでの決済が主流です。日本貿易振興機構の報告(2024年4月)によると、こうした決済アプリは、海外のクレジットカードとひもづけにくい、という指摘があります。つまり、スマートフォンでの決済は、旅行者には使いにくい場合があります。
一方で、中国政府は、現金の受け取りを拒否する店を、取り締まる方針を出しています。店に、釣り銭を準備させ、現金の支払いに応じるよう、指導するとされています。また、空港やホテルなどに、外貨を両替する場所を増やす方針も示されています。
ただし、方針があることと、すべての店で守られていることは、別の話です。小さな店や、夜間の売店などで、現金を断られる可能性はゼロではありません。そのため、少額の現金を、持っておくと安心です。
中国の通貨は、人民元です。中国本土の店では、基本的に、人民元での支払いが前提になります。米ドルなどの外貨は、使えない店が多いと考えて、準備したほうが安全です。
現金は、少額でいい
用意するのは、大金ではありません。飲み物や、軽い食事が買える程度の、少額の現地通貨で十分です。できれば、小銭や、小さな額の紙幣を、混ぜておくと使いやすくなります。
入手の方法
- 日本で、両替しておく。銀行や両替所で、出発前に用意します。通貨によっては、在庫がなく、取り寄せに日数がかかる場合があります。
- 空港の両替所で、替える。到着後すぐに替えられますが、営業時間は、空港で違います。夜遅い到着だと、閉まっている可能性があります。
- 現金自動預け払い機で、引き出す。使えるカードや、暗証番号が必要です。出発前に、利用できるか確認します。
参考
まとめ
- ビザ:2026年12月31日までは、日本のパスポートなら、30日以内の滞在はビザ不要(乗り継ぎを含む)。2027年以降は未定なので、公的機関で確認する
- 入国:上海浦東空港では、日本航空と全日空の案内で、国際線同士の乗り継ぎでも入国が必要とされている。自分の航空券の扱いは、航空会社か旅行会社に確認する
- 乗り継ぎ時間:入国が必要な場合の目安は、約3時間5分〜4時間45分。余裕を持って、4時間くらい見ておくと安心
- 時差:中国は日本より1時間遅い。チケットの時刻は現地時間なので、スマートフォンの世界時計で確認する
- 通信:中国本土の無料Wi-Fiや現地のSIMカードでは、LINEやGoogleが使えない例が多い。ローミング型のeSIMなどを、出発前に用意する。通信は監視されている可能性がある、と総領事館が注意している。空港での写真撮影も制限される
- データローミング:日本の回線はオフのまま、触らない。eSIMの回線はオンにする
- 現金:少額の人民元を用意する。スマートフォンでの決済が主流で、外国のカードが使えない店もある。米ドルは、使えない店が多い
どの内容も、規制や制度が変わることがあります。出発前に、公的機関のページと、航空会社・旅行会社で、最新の情報を確認してください。
